岡倉大吉と節子夫婦の三女の文子は、高橋亨と何度も結婚と離婚を繰り返しています。
バツ1やバツ2は当たり前ですし、何度も結婚した人も知っていますが、相手が同じというのは珍しいですね!
他にも相手はいたと思いますが、お互いに未練があったのでしょうか?
そもそも離婚しなければ良いと思いますが…
では、2人の結婚や離婚の履歴について振り返ってみたいと思います。
最初は離婚の危機が!
文子は岡倉家の娘の中で最も勉強が出来て、国立大学を出ています。
大学を卒業すると、一流食品会社に就職し、高橋亨と出会って職場結婚しました。
文子は優秀であり、女性で初めて管理職として食品開発のチーフになったエリート社員でした。
やがて2人の間に望という男の子が生まれますが、共働きだったため、望が1人になることが多くなります。
そのため近所に預けられることが多くなったのですが、ある日、望が預けられていた家を出て、どこかに行ってしまったことで、亨の姑のトシ子が同居したいと言い出しました。
トシ子の申し出を夫の亨が承諾し、2人はトシ子の家に引っ越します。
トシ子は文子が仕事を続ける条件として、自分が望の教育をやると主張します。トシ子は名門小学校へ入学させようとしますが、文子は普通の小学校でいいと言って、意見が割れてしまいます。
その後、文子は仕事がうまくいかず、食品開発のチーフを外されてしまいます。また、夫の亨が女子社員と浮気をしたこともあり、文子は精神的なダメージを受けて岡倉へ帰り、離婚を決意しました。
しかし、文子はお腹に亨との2人目の子供がいたため、夫婦で話し合った結果、和解して離婚を取りやめました。
離婚と結婚を繰り返す!
1度目の離婚
文子は仕事に失望し、会社を辞めて専業主婦となります。お腹の子は残念ながら流産となってしまいました。
その後、亨は会社を退職して自然食品の店「あさま」を開業します。文子は最初は反対していましたが、やがて手伝うようになり、店も軌道に乗り始めました。
しかし、姑のトシ子にアルツハイマーの症状が出たため、その介護を巡って生活が一変してしまいます。トシ子に振り回されて夫婦仲に大きな亀裂が入り、離婚することになってしまいました。
2度目の結婚(再婚)
文子は望と一緒に岡倉へ戻り、慰謝料として自然食品の店「あさま」をもらいました。
文子は「あさま」の共同出資者である宗方直之に好意を持ち始めます。一方、息子の望は宗方にはあまり良い感情を持っていませんでした。
やがて、亨は高橋の家を処分して、ハワイでホテル経営を始めます。
ホテル経営は軌道に乗りますが、亨は文子への気持ちが捨てきれずにいることがわかり、復縁を考えるようになります。
そこで宗方の協力を得て、亨は文子にこれまでのことを謝罪し、2人は再婚しました。
2度目の離婚
再婚後、亨はハワイへ単身赴任してホテルの経営を続けます。
一方、文子は自然食品の店「あさま」の経営がうまくいかなくなり、廃業してしまいました。
そこで文子は一人息子の望の教育に力を入れますが、望は勉強よりもギターに興味を持ち、勉強そっちのけで夢中になっていました。
その後、旅行が好きだった文子は、旅行業務取扱主任者という難しい試験の勉強を始めて、見ごとに合格し、旅行代理店を開業します。
時は流れて望は大学生になり、ギターのプロを目指していた望は自分の才能の限界を感じて、亨がいるハワイへ行くことになりました。
そこで文子は望がいなくなった寂しさから酒におぼれますが、仕事を手伝っていた金田利子に救われます。
やがて亨は文子にハワイに来て一緒に暮らして欲しいと言われ、1度ハワイを訪れますが、そこでメイドとして働いているナンシーと出会います。
家事が出来るナンシーの存在、旅行代理店を続けたいという思いから、文子は亨と離婚することを決意しました。
3度目の結婚
亨はハワイでホテル経営をしていましたが、いつの間にかはじき出されて、居場所がなくなってしまいました。
また、体調不良でハワイの病院でガンだと診断されて、失望して日本へ戻ってきます。
亨が日本へ戻っていることを知った文子は、医師に診察を受けさせて、ガンの診断が間違えであることを知ります。
その後、亨は元気になり、文子の旅行代理店の仕事を手伝ってもらうようになりました。
ある日、文子は心筋梗塞になり、職場で倒れてしまいます。亨は病院で付き添い、懸命に見守ったことにより、亨が頼りになる存在であることに気づいて文子はプロポーズをしました。
亨はプロポーズを受け入れて2人は再度夫婦になりました。
その数年後、また2人は意見の食い違いから離婚したようですね!
まとめ
高橋亨と文子は何度も結婚や離婚を繰り返しましたが、「もう少し我慢したほうが良いのでは」と思うこともあります。
一般的に離婚の要因として価値観の違い、性格の不一致、配偶者の浮気などがありますが、再婚するということはお互いに未練があったからでしょう。
つまり、それだけ好きだったということです。
もちろん、望という息子の存在も復縁のきっかけになったことは間違いないでしょう。
2人に子供がいなかったら再婚はなかったような気がします。
相手が同じだっただけに、私は珍しいと感じました!