なぜか、惚れた聖子に冷たい周ちゃん!

周ちゃんこと田島周平は、第2シリーズから登場した幸楽の従業員です。

幸楽のラーメンの味に惚れ込んで、サラリーマンを辞めて幸楽で働くようになりました。

周平は第3シリーズで、ふとしたことから幸楽で働き始めたアコと呼ばれる山形明子に好意を持ちましたが、アコは漫画家志望の恋人である早乙女圭吾の生活を支えていたことがわかり、結局、恋は実りませんでした。

その後、周平は第4シリーズで、山下健治が連れてきて新しく幸楽の従業員となった松田聖子に恋心を抱きます。

周平は聖子に金銭的な援助をするなど親切にしてあげますが、聖子は周平を「いい人」と思っていても恋愛や結婚の対象などとは考えていないようでした。

ある日、周平は聖子にプロポーズしますが、聖子はそれをあっさり断ったため、周平は大きなショックを受けてしまいます。

仕事にも身が入らなくなり、調理場でボーッとしたり、ボヤ騒ぎを起こす始末です。

そのことが問題になり、「周平か聖子のどちらかを辞めさせる」という話し合いまで行われました。

そんな状況の中、キミが周平と聖子を結婚させるため、聖子を説得したことにより、めでたく2人の結婚が決まりました。

しかし、結婚してからの周平の言動は聖子に冷たいものでした。

それは聖子はあまり性格が良いとは言えず、自己中心的で我儘だったからかもしれません。

また、キミの味方をして、五月、愛、眞、加津に反抗的な態度を取っていましたので、それが周平には気に入らなかったようです。

周平は勇を尊敬し、常に五月の味方であり、愛や眞のことも好きでした。

そのため聖子と周平は意見が合わないことも多く、何度も喧嘩を繰り返していました。

それに加えて、聖子が奥さんらしいことをしないことに腹を立てたり、聖子と加津が言い合いをしている時も加津の肩を持つなど、「本当に聖子を好きなのか」と思うくらいです。

それだけではありません。周平は聖子に対して、「嫌なら、いつでも別れてやる」と強気な態度を取ります。

プロポーズを断られた時は仕事も手に付かなくなったにもかかわらず、結婚してからは、かなり聖子への接し方が変わってしまいました。

とても周平が惚れて結婚したとは思えません。

しかし、そんな中で聖子が500万円持ち逃げした時や、弁当の共同出資の話を持ち掛けられ大金を騙し取られた時は庇ってあげるなど、聖子への愛情を感じる場面もありました。

周平が冷たい態度を取っていたのは、聖子が自分の性格を直して欲しいという思いがあったのかもしれませんね。