小島五月は、いつも姑のキミにいびられて精神的に辛い思いをしていますが、それだけではありません。
勇の妹である久子や邦子などの小姑コンビにも酷い事を言われます。
一方、五月はそんな小姑コンビに対して、ずっと優しく接しています。
また、小姑コンビが困っている時には、助けてあげることも何度もありました。
例えば、邦子がクレーンの免許を取るための学校へ行く資金や、小姑コンビがインターネットで餃子を販売する際に、餃子の見本(宣伝用)を作ってもらうための100万円を父の大吉に借りて、工面して出してあげるなど、感謝されるべきことをやってきたのです。
それでも、なぜか小姑コンビは最後まで五月に冷たい態度を取り続けました。
小姑たちが勇に頼み事をして、それを勇が断ると、「どうせ五月さんに反対されているんでしょう」というニュアンスのことを言ったり、眞が小姑たちに反発した時は「母親の教育がなってないから、こんな生意気な子になっちゃうんでしょう」と言います。
小姑コンビは本当に性格が悪いですね。
五月に世話になっているにもかかわらず、悪者にしたり、冷たく接する小姑コンビに対して、普通であれば腹を立てるのが当たり前です。
しかし、なぜか五月は反発しません。
自分が我慢すれば丸く収まるので、何を言われても耐えているのでしょう。
姑や小姑にこれだけ文句ばかり言われたら、精神的にまいってしまうと思います。
これだけ忍耐強い人はあまり見たことがありません。